草原


バリ島
〜バリ島(インドネシア)の交通事情in2006〜

夏休みを利用して、バリ島(インドネシア)に行ってきました。日本と違い、庶民 の足といえばバイク。せっかくなので、ライダーの視点からバリ島を観察してみました。ただ、ほんの何日か過ごした程度なので、間違いや、解釈の違いがある かも知れません。参考程度に留めてください。

タンジュンベノアの通勤風景 ホテルのある、ヌサドゥアという地域の通勤風景。バイクばかりのようですが車も多く。スピードが出ているの で、横断するのは結構怖いものがありますヘルメットも、本来は 義務なのですが、田舎の方はお巡りさんがうるさくないので、ノーヘルも多いとのことでした。車のシートベルトも、最近義務化されたものの、それ以前の古い 車はシートベルトが付いていないため、まだ、それほど厳しくないようです。
写真がブレていてわかりにくいかもしれませんが、籠を持ったタンデムシートの人は横向きで乗っています。バ リでは、3人乗りや、このような、腰掛乗りの人をよく見かけます。大人2人、子供2人の4人乗りの人もいるといいますが、滞在中は見ませんでした。 腰掛乗り
バリの民家 どの家も、前にバイクが停めてあります。ここは、ホテル街から一歩入った所。日本のように路上駐車がうるさ くないので、道端に置いても大丈夫。以前に爆弾テロ事件はありましたが、意外と治安は良く、夜の裏通りを除いては恐怖を感じず、朝の散歩では少し裏に入っ て、現地の人の暮らしを垣間見る事が出来ました。
(私が無知・無鉄砲だったせいかもしれませんが…)
手前はスピード制限、奥は横断歩道ありのようです。解釈通りなら制限時速30km/hのはずですが、みんな 60km/hくらい出していた気がします。ちなみにメインストリートでは80km/hくらい。
広い道が少ないため、道路が混雑していて、それ以上出すのが難しいのだそうです。
標識
バイクのパン屋さん 『ところ変われば』と申しますが、今回一番インパクトが大きかったのが、このパン屋さん。日本では車で売るのを見かけますが、バイクのパン屋は初めて見ま した。オプショナルツアーに行く途中の車の中から撮りました。白バイも見たのですが、シャッターチャンスを逃がしてしまいました。125ccくらいで、回 転灯は青だったと思います。バイクが主な乗り物であるこの国ではいろいろなものをバイクで運びます。長さ2m以上ありそうなパイプをタンデムシートに乗っ た人が担ぎ、バイクで運んでいる人もいました。
バイクのフロント部分の写真です。日本と違い、バイクでも前後にナンバーが付いています。この国ではこの形 が最も多く、他はあまり見ませんでした。日本円で18万円位。給料が日本円換算で2〜3万円なので、皆、必死でお金を貯めて買うのだそうです。そういえ ば、どのバイクもきれいに磨いてあって、大切にされているのがひしひしと感じられました。 バイクの前にもナンバーがある
通勤風景 一見スクーターのように見えますが、足を開いて跨ぐ格好で乗ります。スクーターとビジネスバイクの中間と いった感じでしょうか、ブログ担当のヒデジさんによると、道が良くないため、スクーターより径が大きく安定する、ビジネスバイクのタイヤを使っているそう です。
最後にひとつ。バリ島を観光中、路上の所々で、赤と白の旗を売っているのを見かけました。ガイドさんの話に よると、『もうすぐ独立記念日なので、インドネシア国旗を売っている』という事で、私は深く考えもせず、『独立する前は、どこかの植民地だったのです か?』と聞いてしまいました。その答えの、幾つかの国の中に日本もありました。過去を知らず、観光を楽しむ自分…。戦争を知らない世代とはいえ、恥ずかし く思えました。日本はインドネシアだけじゃない、グアムも、サイパンも、遠く、オーストラリアにまで攻めたと聞きます。『私達世代は戦争とは関係ないも ん』ではなく、せめてこのことを知っておいて欲しいと思います。

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